オリジンシールドにより、お客様オリジンサーバーとクライアントの間に追加のバッファーを置くことができます。このバッファーは、以下の問題からお客様オリジンサーバーを保護するのに役立ちます。
注:オリジンシールド機能は、HTTP Large またはHTTP Smallプラットフォームで機能が有効化されていないと利用できません。この機能は、上記以外のすべてのプラットフォームで利用できません。詳細については、お客様担当のCDNアカウントマネージャーにお問い合わせください。
オリジンシールド機能は、お客様オリジンサーバーとエッジサーバーの間に中間キャッシュレイヤーを提供します。これにより、以下の機能が提供されます。
この中間キャッシュレイヤーにより、お客様オリジンサーバーに送付されるリクエストの数が削減されます。その結果、お客様オリジンサーバーのサーバーおよびネットワークの負荷が低減されます。
オリジンシールド機能を使ってお客様オリジンを保護するには、単一または複数のオリジンシールドロケーションを指定する必要があります。単一ロケーションの指定が推奨される設定です。それぞれの設定方法を以下で説明します。
注:それぞれのオリジンシールドサーバーは、サーバーの位置する都市およびPOPの 3文字の略号で識別します。POPの略号を使用することで、同一都市内にある複数のオリジンシールドサーバーを区別することができます。
お客様オリジンサーバーへのリクエストを削減するための推奨される設定は、単一のオリジンシールドロケーションを定義することです。そのためには、[1つのPOP]オプションを選択し、次にお客様オリジンに関連付けられたサーバーに最も近いロケーションを選択します。このタイプの設定では、すべてのエッジサーバーが指定したオリジンシールドからコンテンツをリクエストすることができます。リクエストされたコンテンツがオリジンシールドになければ、お客様オリジンサーバーにリクエストを転送します。その後、コンテンツをキャッシュし、それをリクエストしたエッジサーバーに配信します。エッジサーバーでもコンテンツをキャッシュし、それをリクエストしたクライアントに配信します。
もう一つの設定は、単一のお客様オリジン設定に対して複数のオリジンシールドロケーションを定義するものです。そのためには、[複数のPOP]オプションを選択し、次に以下のそれぞれの地域でリクエストがどのように取り扱われるかを選択します。北アメリカ:北アメリカ、アメリカ合衆国西海岸:アメリカ合衆国東海岸、ヨーロッパおよびアジア。それぞれの地域について、以下のオプションの 1つを選択します。
注:アジアでは、アカウントでグローバル + プレミアムアジア配信地域が有効化されている場合に限り、オリジンシールドロケーションが利用可能です。