ライブストリーミングの概要

適用対象:
HTTP Large
FMS

ライブストリーミングは、弊社ネットワークを使ってクライアントにライブイベントをストリーミングするプロセスです。このプロセスの基本ステップを以下に示します。

  1. ビデオソースが使って、ライブイベントを取り込みます。通常は、ライブイベント発生時に、このビデオソースがそのライブイベントを記録します。
  2. ビデオソースによって生成されたビデオを、エンコーダーが取り込みます。次に、目的のプラットフォームまたはサービスがサポートするビデオフォーマットに、ビデオをエンコードします。
  3. エンコーダーは、エンコード済みビデオを弊社ネットワークのパブリッシュサーバーにプッシュします。
  4. 次に、パブリッシュサーバーはエンコード済みビデオをストリームに変換し、それを弊社ネットワーク全体に配信します。
  5. 認められたクライアントがライブストリームをリクエストすると、弊社ネットワークを経由してそのクライアントにストリーミングされます。

基本設定の概要

ライブストリーミングを設定するには、以下の項目を実行する必要があります。

  1. エンコード済みビデオを取得するように弊社CDNを設定する。
  2. メディアソースを設定する。
  3. エンコーダーを設定する。
    1. メディアソースを識別する。
    2. 目的の各ビットレートストリームを定義する。
    3. ストリームが公開されるパブリッシングポイント (パブリッシュロケーションおよびストリーム名) を定義する。
    4. メディアのエンコードを開始する。
  4. メディアプレイヤーを設定する。

このセクションでは主に、エンコード済みビデオを取得するように弊社CDNを設定する方法について説明します。ただし、弊社CDNに特有なエンコーダーおよびプレイヤー設定についても、このセクションで触れます。